[おくやみ]西山進 氏(漫画家)94歳 2022年10月6日逝去

[お偲び] 西山進 氏(漫画家)

西山進(にしやま・すすむ)氏
命日: 2022年10月6日 9時25分
(福岡県福岡市の病院で)
年齢: 94歳
出身: 大分県宇佐市
肩書: 漫画家
備考:故人の遺志で葬儀は執り行われない。
17歳の時、爆心地から約3・5キロの三菱長崎造船所で被爆した。翌日には救援隊の一員として爆心地付近を通っており、戦後、脱力感や倦怠感に襲われ、苦しんだ。「原爆ぶらぶら病」と呼ばれた、被爆者特有の症状だった。漫画家として本格的に活動を始めたのは1960年代から。労組や市民団体に関わる仕事を受けた縁で被爆者運動に携わるようになり、自らの被爆体験を描いた紙芝居で子どもたちに講話したほか、世界各地を回って核兵器廃絶を訴えてきた。79年からは40年あまりにわたって、4コママンガ「おり鶴さん」を日本被団協の月刊新聞に連載し、被爆者の日常や世相を描いた。この間、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局次長も務めた。それらの作品を収録した単行本「おり鶴さん 漫画で描きつづけた被爆者の戦後」(書肆侃侃房)が今年出版され、「一人でも多くの人に恐ろしさを伝えたい」と話していた。
参照:
・ 被爆漫画家、西山進さん死去 被爆者の日常や世相描き40余年
・ 西山進氏死去 被爆者漫画家

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