［お偲び］ 豊田芳年 氏（株式会社豊田自動織機 名誉会長・元社長、中部経済連合会 元会長）

備考：葬儀は近親者で施行。
トヨタ自動車最高顧問をつとめた故豊田英二氏の実弟。1948年に慶大経済学部を卒業し、東海銀行（現三菱東京ＵＦＪ銀行）入行。55年、豊田自動織機製作所（現豊田自動織機）に入社。78年から93年まで15年間、社長を務めた。海外進出を積極的に進め、フォークリフトで世界トップの地位を確立した。フォークリフトの米国輸出が増えるにつれ、日米間の貿易摩擦が強まった80年代後半、日本産業車両協会のトップとして粘り腰の交渉をみせ、事態を収束させた。99年から名誉会長に退いた。中経連では2004年、中部財界に請われて後任を引き受け、高齢をおして07年まで2年8カ月間務めた。この間、愛・地球博（愛知万博）の開催と中部国際空港の開港という二大プロジェクトに取り組み、リーダーシップを発揮した。