［お偲び］ 鈴木嘉吉 氏（奈良国立文化財研究所［現 奈良文化財研究所］元所長）

備考：専門は建築史。
1952年に現在の奈良文化財研究所に入り、古寺の修理や発掘に携わるようになった。文化庁在籍時には、米軍統治下だった沖縄へ通い、戦火で焼失した首里城の正殿跡などを発掘、復元事業にも関わった。86年から94年まで奈良国立文化財研究所長。薬師寺の東塔、平城宮朱雀門、興福寺中金堂などの復元や修理に関わった。2019年に日本建築学会大賞を受賞した。著書に「古代寺院建築の研究」など。