［お偲び］ 長田弘 氏（詩人）

備考：葬儀・告別式は近親者で行った。
早稲田大在学中に詩誌「鳥」を創刊し、詩作を始める。１９６５年、詩集「われら新鮮な旅人」でデビュー。深い思索をシンプルな言葉で紡ぎ、幅広い年代から支持を得た。詩のほかにも評論やエッセーなど、さまざまな分野で活躍。児童向けの文学作品も多く手掛けた。エッセー集「私の二十世紀書店」で毎日出版文化賞、「記憶のつくり方」で桑原武夫学芸賞、「森の絵本」で講談社出版文化賞。詩集では、２００９年に「幸いなるかな本を読む人」で詩歌文学館賞、１０年に「世界はうつくしいと」で三好達治賞、１４年には「奇跡―ミラクル―」で毎日芸術賞を受賞した。著書はほかにも「深呼吸の必要」「読書からはじまる」「空の絵本」「なつかしい時間」など数多い。２０１５年４月には半世紀に及ぶ詩業をまとめた「長田弘全詩集」を出版した。