［お偲び］ 青山真治 氏（映画監督）

備考：葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。
立教大在学中より自主映画を制作し、1996年に地元の北九州市を舞台にした「Helpless」で長編映画デビュー。バスジャック事件で生き残り、心に深い傷を負った運転手と乗客の兄妹が旅をする様子を描いた「EUREKA」が2000年にカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を獲得した。同作を小説化し、01年に三島由紀夫賞を受賞するなど、作家としても注目を集めた。11年の「東京公園」はロカルノ国際映画祭で金豹賞（審査員特別賞）を受賞した。他の代表作に、田中慎弥さんの芥川賞受賞作を映画化した「共喰い」や、「EUREKA」の後日譚でベネチア国際映画祭に出品した「サッド　ヴァケイション」、7年ぶりの長編映画「空に住む」など。ドラマや舞台の演出も手掛け、多摩美術大や京都造形芸術大（現京都芸術大）で教壇に立った。映画評論家の蓮實重彦さん、映画監督の黒沢清さんとの共著「映画長話」がある。