［お偲び］ 高木守道 氏（プロ野球 元選手、元監督）

備考：葬儀は近親者で施行。
県立岐阜商3年の春に選抜高校野球大会に出場し、準優勝。1960年、中日に入団。俊足、好打の走攻守三拍子そろった二塁手として中心選手になり、63年（50盗塁）、65年（44盗塁）、73年（28盗塁）と3度、盗塁王に輝いた。安打性の打球も難なくさばく堅実にして華麗なグラブさばきは球界屈指とたたえられ、ノーステップで遊撃手に投げる「バックトス」は代名詞のプレーになった。その守備は「職人芸」ともいわれた。また、セ・リーグ打撃10傑に6回入るなど、打撃でも勝負強さを発揮した。通算成績は2282試合で2274安打、236本塁打、813打点、369盗塁、打率2割7分2厘、ベストナイン7回。80年の引退後はコーチや野球解説者を務めた後、92年、星野仙一監督の後任として中日の監督に就任したが、最下位。翌年は2位で、94年は巨人と最終戦で勝った方がリーグ優勝という試合で「１０・８決戦」と騒がれたが、敗れた。95年に退任。2012年、落合博満監督の後を受けて2度目の監督に就き、2位。13年はチーム12年ぶりのBクラスで4位と振るわず、辞任した。06年野球殿堂入り。