[おくやみ]黒田杏子 氏(俳人、エッセイスト)84歳 2023年3月13日逝去

[お偲び] 黒田杏子 氏(俳人、エッセイスト)

黒田杏子(くろだ・ももこ)氏
命日: 2023年3月13日 19時7分
(山梨県甲府市の病院で)
年齢: 84歳
出身: 東京都
肩書: 俳人、エッセイスト
備考:葬儀は近親者で施行。
大学時代に山口青邨に師事。東京女子大卒業後、博報堂に入社し、「広告」編集長などを務め、60歳の定年まで在職した。俳人としては1982年に第1句集「木の椅子」で現代俳句女流賞と俳人協会新人賞を受賞。90年から俳誌「藍生」を創刊し、主宰を務めた。2011年、第5句集「日光月光」で蛇笏賞を受賞した。「季語の現場」に立つことを創作の基本とし、もんぺ姿で全国を行脚して優れた作品を数多く詠んだ。「一木一草」で俳人協会賞を受賞。20年に現代俳句大賞を受けた。著書に「季語の記憶」など。代表句に「白葱のひかりの棒をいま刻む」「ねぶた来る闇の記憶の無尽蔵」など。戦後を代表する俳人で朝日俳壇の選者を長く務めた金子兜太の俳句論や戦争体験の「聞き手」として、「存在者 金子兜太」などの編著書を刊行。日経俳壇選者のほか、全国各地の俳句大会で選者を務めた。著名な俳人へのインタビュー集「証言・昭和の俳句」も著した。
参照:
・ 黒田杏子さんが死去 俳人・本紙俳壇選者、84歳
・ 俳人の黒田杏子さん死去、代表句「白葱のひかりの棒をいま刻む」
・ 俳人でエッセイストの黒田杏子さん死去

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