おくりびとアカデミー
機会がありまして、おくりびとアカデミーを見学させていただきました。
おくりびとアカデミーは、納棺士やエンバーマーを要請する学校です。
映画「おくりびと」の技術指導で有名な木村眞二氏を始めとしたスタッフが
授業を実施・監修しており、息子の木村光希さんが代表を務めています。
その日は納棺の練習風景を見学させていただいたのですが、
所作の美しさは映画「おくりびと」のモックンそのものです。
襦袢をシュッと伸ばし、品よく見せて着せていく。
確かな技術からくる表現は、納棺という葬儀プロセスに
新たな価値を与えてくれます。
本木雅弘さんが、映画「おくりびと」のパンフレットにこう書いています。
「所作が非常に美しく、茶の作法のようであり、パフォーマンス性もある。
つまり、淡々と遺族の心に寄り添いながらも、
しっかり最後の記憶として残るようにサービス的抑揚もつける。」
まさに、そういう表現、納棺技法に取り組んでいるのだと感じました。
もちろん、納棺の所作は一つの側面でしかないのでしょうけどね。
練習風景を見ていると「スゴイ!」と思うのですが、
同時に、この納棺手法は特殊なものではないとも思います。
葬儀担当者が今、何気なく行っている納棺の延長線上にあるものです。
司会や接遇などと同様に、納棺の世界にもプロと素人があり、
その間に論理や技術があって、それを獲得すれば上達できる部類です。
ですから、おくりびとアカデミーは特別な納棺をするためにあるのではなく、
一般の葬儀社が、今の納棺の価値をグッと高めるためにあるものと感じました。
パンフレット |
ちなみに、今回最大の収穫は、木村光希さんとの出会い。
彼、イケメン過ぎて身体から特別な匂いを発しているんじゃないかと思いました。
25歳と若く、人当たりが良くて、爽やかで、高身長で、絵に描いた好青年でした。
写真で見るよりも実物の方が断然カッコいい。
もうね、握手してもらいましたけど指も長くて綺麗なんですわ。
繊細という字がよく似合う手。
俺が嫁だったら、とても皿洗いはさせられない。嫁じゃないけどさ。
いや、こういう人が葬儀業界の未来を支えるんだなと感じた次第です。
25歳で代表ですからね。頑張って欲しいものです。
いや、一緒に頑張りましょう!