[おくやみ]ジョージ秋山 氏(漫画家)77歳 2020年5月12日逝去

[お偲び] ジョージ秋山 氏(漫画家)

ジョージ秋山氏
命日: 2020年5月12日
年齢: 77歳
肩書: 漫画家
備考:本名は秋山勇二(あきやま・ゆうじ)。葬儀は近親者で施行。
東京都で生まれ、栃木県足利市で育った。高校中退後、書店勤めなどを経て、1966年「ガイコツくん」でデビュー。68年「パットマンX」で講談社児童まんが賞を受賞。70年には、極限状態を描きながら人間のモラルを問うた「銭ゲバ」「アシュラ」の連載を始めて若者らの支持を得たが、過激な暴力描写が賛否両論を巻き起こした。特に「アシュラ」は飢餓のため人肉を食う描写が非難を浴び、一部地域で有害図書に指定されるなど社会的に物議を醸した。73年から小学館ビッグコミックオリジナルで幕末の人間模様を描いた代表作「浮浪雲(はぐれぐも)」の連載開始。幕末の品川宿で問屋を営む遊び人の「雲」を中心に、市井の人々の暮らしを人情味豊かに描く物語で、のんびりしたムードとユーモア、お色気が人気を呼んだ。2017年まで44年続く長期連載で、全1039話、単行本112巻で完結した。小学館漫画賞を受賞し、渡哲也さん、ビートたけしさんの主演で2度にわたりテレビドラマ化もされた。ギャグ、SF、エロスと作風は幅広く、代表作の一つ「ピンクのカーテン」は、82年に日活ロマンポルノ作品として美保純さん主演で映画化され、その後も映像化が相次いだ。問題作とされた「銭ゲバ」も09年に松山ケンイチさん主演でテレビドラマ化、「アシュラ」は12年に東映アニメーションによるCG映画となった。他に「恋子の毎日」など多数の作品を残した。
参照:
・ ジョージ秋山さん死去 漫画「浮浪雲」44年続く
・ 漫画家のジョージ秋山さん死去 「浮浪雲」「アシュラ」
・ 漫画家のジョージ秋山さん死去 77歳、代表作「浮浪雲」

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