[おくやみ]中内光昭 氏(高知大学 名誉教授・元学長)86歳 2016年9月12日逝去

[お偲び] 中内光昭 氏(高知大学 名誉教授・元学長)

中内光昭(なかうち・みつあき)氏
命日: 2016年9月12日 21時33分
(高知県高知市の病院で)
年齢: 86歳
出身: 静岡県掛川市
肩書: 高知大学 名誉教授・元学長
備考:葬儀は近親者で施行。
旧制中学校教員だった父の勤務の関係で幼少期は高知県外で過ごした。旧制城東中(現 追手前高)から東京教育大(現 筑波大)、東京教育大学大学院修了。高知県内の県立高校勤務を経て1963年に高知大文理学部助手になり、1974年に教授。理学部長などを歴任し、1989年9月から1995年まで2期6年、学長を務めた。学長時代は、理学部に情報科学科を置くなど組織改編に尽力。南国市の農学部に留学生や研究者のための宿舎を整備するなど、国際交流も推進した。専門は発生生物学で、ホヤの無性生殖(クローンづくり)を研究。1998年に寺田寅彦記念賞を受賞した著書「DNAがわかる本」(岩波ジュニア新書)は、英訳もされて広く読まれた。高知市文化振興事業団が創設した高知出版学術賞の審査委員長を長く務めるなど、高知の文化振興にも貢献。自身の生い立ちや研究生活の逸話をつづった「旅路来て」を2006年に高知新聞に60回連載した。2006年、瑞宝中綬章受章。
参照:
・ 中内光昭氏死去=元高知大学長 組織改編に尽力 86歳
・ 中内光昭氏死去 元高知大学長

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