[おくやみ]佐伯敏子 氏(原爆供養塔の守り人)97歳 2017年10月3日逝去

[お偲び] 佐伯敏子 氏(原爆供養塔の守り人)

佐伯敏子(さいき・としこ)氏
命日: 2017年10月3日
(広島県広島市の病院で)
年齢: 97歳
出身: 広島県広島市
肩書: 原爆供養塔の守り人
備考:葬儀は近親者で施行。
夫の出征後、爆心地近くの実家で暮らしていたが、当時4歳の息子の疎開先だった郊外の親族宅に原爆投下前日から身を寄せ、直接の被爆は免れた。ただ、原爆投下直後に家族を捜すため、広島市内に入って被爆。原爆投下から70日余りで、母や兄妹、夫の両親ら親族計13人を失った。いったんは夫の仕事の都合で広島を離れたが、58年に再び広島へ。原爆供養塔の存在を知り、塔を守ろうと草むしりなどの掃除をするようになった。当時は見つからなかった夫の両親の遺骨が69、70年に相次いで見つかり、区切りにしかけたが、「自分の家族が見つかったからやめるのはおかしい」と息子に言われ、掃除を続けた。
参照:
・ 原爆供養塔の守り人・佐伯敏子さん死去 97歳

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