[おくやみ]塩田武史 氏(写真家)69歳 2014年9月30日逝去

[お偲び] 塩田武史 氏(写真家)

塩田武史(しおた・たけし)氏
命日: 2014年9月30日 4時56分
(熊本県熊本市の病院で)
年齢: 69歳
出身: 香川県高松市
肩書: 写真家
葬儀: 2014年10月2日
会場: 玉泉院水前寺会館
熊本県熊本市中央区水前寺1丁目6−7
備考:本名は、塩田武(しおた・たけし)。
法政大の学生だった1967年、母親の胎内で有機水銀の影響を受けた胎児性水俣病の存在を知ったことから水俣病に関心を持ち、初めて熊本県水俣市に患者を訪ね、その姿に衝撃を受けた。記録のため本格的に写真を始め、大学卒業後の70年に水俣市に移住した。患者家族の日常を撮影する一方、原因企業チッソに補償を求めて初めて起こされた水俣病第1次訴訟(69~73年)などの患者運動を記録。72年、ストックホルムで国連人間環境会議が開かれたのに合わせて、水俣病の被害の実態を世界に伝えるため現地へ向かった患者家族らに同行取材した。撮影対象は各地の公害問題に及んだ。カナダ北部の先住民居留地で起きた工場排水による有機水銀中毒被害や、宮崎県高千穂町の旧土呂久鉱山周辺で発生したヒ素中毒、カネミ油症など、国内外の公害の現場を取材した。85年から熊本市在住。患者認定や補償を求めて続く訴訟など、いまだ解決をみない水俣病の現状を最近まで追い続けた。著書・写真集に「僕が写した愛しい水俣」「水俣な人 水俣病を支援した人びとの軌跡」などがある。2009年、「僕が写した愛しい水俣」で第30回熊日出版文化賞受賞。
参照: ウィキペディア
・ 写真家の塩田武史氏死去
・ 写真家・塩田武史さん死去 水俣病患者撮り続け40年

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