[おくやみ]夏樹静子 氏(作家)77歳 2016年3月19日逝去

[お偲び] 夏樹静子 氏(作家)

夏樹静子(なつき・しずこ)氏
生誕: 1938年12月21日
命日: 2016年3月19日 3時10分
(福岡県福岡市の病院で)
年齢: 77歳
出身: 東京都
肩書: 作家
葬儀: 2016年3月25日
会場: ユウベル積善社 福岡斎場
福岡県福岡市中央区古小烏町70−1
備考:本名は出光静子(いでみつ・しずこ)。慶応大文学部在学中、江戸川乱歩賞への応募が縁で、NHKの推理ドラマ「私だけが知っている」の脚本を担当した。69年、結婚して福岡市へ移住後に、育児の合間に書いた「天使が消えていく」が江戸川乱歩賞候補になって注目され、本格的に文筆活動を開始。飛行機から女性が消えるミステリーに母性の喪失という問題を巧みに織り込んだ「蒸発」で73年、日本推理作家協会賞を受賞。男女間の心理を巧みに織り込んだ描写と現代の社会問題を絡めた社会派ミステリーの作風は幅広い層に支持された。敬愛する米国の大家エラリー・クイーンの作品名にならった「Wの悲劇」(82年刊行)は、数度にわたり映画・テレビドラマ化され話題に。89年に「第三の女」がフランス犯罪小説大賞、2007年には日本ミステリー文学大賞を受賞した。「検事 霞夕子」などのシリーズ作品、老いなどを扱ったエッセーも多く、地方在住作家の草分けとしても知られた。その他の著作に「見知らぬわが子」「量刑」「見えない貌」など。著作は100冊を超えた。作家活動の傍ら、最高裁判所の下級裁判所裁判官指名諮問委員会の委員や、日本司法支援センターの顧問を務めるなど司法関係の仕事も多くこなした。
参照: ウィキペディア
・ 作家の夏樹静子さん死去 「蒸発」「Wの悲劇」 77歳
・ 作家・夏樹静子さんが死去 「蒸発」「Wの悲劇」
・ 夏樹静子さん死去=77歳、「蒸発」「Wの悲劇」

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