［お偲び］ 富永一朗 氏（漫画家）

備考：葬儀は近親者で施行。
台湾にあった台南師範学校を卒業後、大分県佐伯市での小学校教師を経て、1951年に上京し、漫画家デビュー。青年誌や週刊誌で活躍し、「ポンコツおやじ」「チンコロ姐ちゃん」などお色気や社会風刺を扱った作品まで幅広く手掛けた。1976年から18年間放送されたテレビ番組「お笑いマンガ道場」にも出演し、漫画家の鈴木義司さんとの丁々発止のやりとりで沸かせた。86年には「一朗忍者考」で日本漫画家協会賞の大賞、92年には紫綬褒章を受けた。岡山県高梁市の吉備川上ふれあい漫画美術館の名誉館長なども務めた。92年に紫綬褒章、98年に旭日小綬章を受章した。