備考:葬儀は近親者で施行。お別れの会は、8月3日午後1時からと午後6時からの2回、東京都千代田区の東京会館で行われる。
東京芸術大学卒業後、畑中良輔に師事。東京芸術大学専攻科在学中「フィガロの結婚」タイトルロールでデビュー。1973年文化庁派遣で渡欧。1976年ウインナーワールドオペラ大賞、山梨日日新聞社「野口賞」受賞。その後、オペラの主役、歌曲リサイタルなどで活躍した。「フィガロの結婚」「三文オペラ」などに主演し、「夕鶴」など多くの和製オペラの初公演に出演。ミュージカル「アニー」でも活躍した。コンサート、オペラにとどまらず、日米合同ミュージカル「12ヶ月のニーナ」、「ジーザスクライスト・スーパースター」、「ラ・マンチャの男」などの舞台に立ち、音楽監督としても才能を発揮している。また日本音楽コンクールの運営委員を長年務めるなど、多くの後進を育てた。ミュージカルからテレビドラマまで幅広く出演し、クラシック以外にもファンを広げた。テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演。テレビアニメ「ジャングル大帝」の主題歌も歌った。俳優としては、NHK大河ドラマ「義経」に平盛国役で出演。「あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」で杉山元(参謀総長)を好演し、台詞で「統帥権干犯!」とオペラ歌手仕込みの声量ある声で叫び、当時の陸軍軍人の威圧的な態度を印象的に表現した。趣味は読書、スポーツ観戦。
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