[おくやみ]徳永晴美 氏(ロシア語通訳者) 2022年8月1日逝去

[お偲び] 徳永晴美 氏(ロシア語通訳者)

徳永晴美(とくなが・はるみ)氏
命日: 2022年8月1日
肩書: ロシア語通訳者
備考:福岡県立戸畑高校を1965年に卒業後、モスクワのルムンバ民族友好大学歴史・文学部で学んだ。70年に帰国後、フリーのロシア語通訳を務める一方、ソ連の新聞・トルード紙東京支局などに勤務。83~91年にNHK教育テレビ・ロシア語講座の講師も務めた。ペレストロイカ期に入ると、人権活動家でノーベル平和賞を受賞したサハロフ氏、後のロシア大統領でソ連最高会議議員だったエリツィン氏など、続々と来日したソ連要人の同時通訳を流暢かつ適切にこなし、日本社会にソ連の新しいいぶきを生き生きと届けた。ロシア語同時通訳の第一人者として、上智大学教授などを務めてロシア語教育の普及にも尽くした。ロシア語通訳協会の初代会長で、2代目会長の故・米原万里さんを同時通訳者に育て、名エッセイストとしての才能開花につなげる「師匠」の役割を果たしたことでも知られる。
参照:
・ ソ連要人会見通訳で活躍、徳永晴美さん死去 米原万里さんの「師匠」

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