[お偲び] 日沼頼夫 氏(京都大学 名誉教授) |
日沼頼夫(ひぬま・よりお)氏 | |
生誕: | 1925年1月19日 |
命日: |
2015年2月4日 16時14分 (京都府京都市の病院で) |
年齢: | 90歳 |
出身: | 秋田県 |
肩書: | 京都大学 名誉教授 |
葬儀: | 2015年2月8日 |
会場: |
公益社南ブライトホール
京都府京都市南区西九条池ノ内町60 |
備考:1950年、東北大医学部を卒業し、小児科医だった時、「子供の一番悲惨な病気は白血病」と考え、がんウイルス研究の道に転身した。米国留学の後、東北大歯学部教授、熊本大医学部教授などを経て、80年、京大ウイルス研究所教授に就任。87年5月、同研究所長。88年3月に退官後、シオノギ医科学研究所長を経て、塩野義製薬副社長、相談役を務めた。東北大、熊本大の名誉教授でもある。国内では四国、九州地方を中心に40歳以降に多く発症するATLについて、「レトロウイルス」というウイルスが原因であることを世界で初めて突き止め、輸血や母乳からのATL感染予防に貢献した。ウイルスとATLとの関係を明らかにし、人間のがんがウイルスによっても引き起こされることを初めて証明した。同じレトロウイルスであるエイズウイルスの研究進展のきっかけにもなった。83年武田医学賞、84年ベーリング・北里賞、85年ハマー賞、87年朝日賞、89年日本学士院賞・恩賜賞をそれぞれ受賞。86年に文化功労者に選ばれ、2009年に文化勲章を受章した。1987年5月に発足した日本エイズ研究会の初代会長で、日本エイズ学会発足時に理事長に就任、95年まで務めた。 | |
参照:
ウィキペディア
・ 日沼頼夫さん死去 成人T細胞白血病ウイルスを発見 ・ 日沼頼夫氏が死去 ウイルス研究の権威 |