[おくやみ]杉山千佐子 氏(全国戦災傷害者連絡会 会長)101歳 2016年9月18日逝去

[お偲び] 杉山千佐子 氏(全国戦災傷害者連絡会 会長)

杉山千佐子(すぎやま・ちさこ)氏
命日: 2016年9月18日 8時30分
(愛知県名古屋市の高齢者介護施設で)
年齢: 101歳
出身: 岐阜県岐阜市
肩書: 全国戦災傷害者連絡会 会長
会場: 日本基督教団 名古屋教会
愛知県名古屋市中区丸の内3丁目4−5
備考:葬儀は近親者で施行。
1945年3月の名古屋空襲で左目や顔の一部を失い、左手も不自由になった。29歳だった。70年代に南山大で寮母として働いていたころ、戦時中は民間空襲被害者を救済する法律があったことを知り、72年に全傷連を結成。戦災で死傷した民間人にも国家補償をする「戦時災害援護法」の制定運動に奔走した。「戦時災害援護法案」は旧社会党を中心に89年まで国会に14回提出されたが、いずれも廃案に。それでも2010年、東京大空襲、大阪空襲訴訟の両原告団が中心になって結成した全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)が結成され、顧問に就任。立法を働きかけた。これを受け全傷連は13年に活動を事実上終了したが、杉山さんは空襲被害者の救済や反戦を精力的に訴え続けた。15年秋、体調を崩して施設に入所したが、16年6月のシンポジウムにも出席。100歳を超えてなお、運動のシンボルだった。
お別れの会:
2016年10月9日
アイリス愛知「コスモス」
主催者代表:岩崎建弥 さん
(全国戦災傷害者連絡会 事務局長)
参照:
・ 杉山千佐子さんが死去 全国戦災傷害者連絡会会長
・ 杉山千佐子さん死去、101歳 民間戦災者の救済訴える
・ 杉山千佐子さん=101歳 全国戦災傷害者連絡会長
・ 故杉山千佐子さんのお別れの会 全国戦災傷害者連絡会会長
・ 故杉山千佐子さんのお別れの会(全国戦災傷害者連絡会会長)

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