津島佑子(つしま・ゆうこ)氏
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生誕:
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1947年3月30日 |
命日:
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2016年2月18日 16時10分 (東京都内の病院で)
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年齢:
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68歳 |
出身:
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東京都 |
肩書:
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作家 |
備考:本名は津島里子(つしま・さとこ)。葬儀は近親者で施行。
1947年3月、太宰治の次女として、東京・三鷹で誕生。翌年6月に父が自殺したことや知的障害を持つ兄の死、母との葛藤が後の作家活動にも影響を与えた。白百合女子大英文科在学中から北杜夫さんや佐藤愛子さんが参加した同人誌「文芸首都」や「三田文学」に参加し、69年に「レクイエム」でデビュー。72年には「狐を孕む」で芥川賞候補となって注目を集めた。結婚・出産・離婚の実体験を基にして揺れ動く女性の内面世界をえぐった「葎の母」「草の臥所」など秀作を発表。78年に「寵児」で女流文学賞、翌年「光の領分」で野間文芸新人賞を受けた。8歳の長男を失った体験に、数百年の時を隔てた物語を融合させた「夜の光に追われて」で87年読売文学賞を受賞。文壇での確固たる地位を築いた。91年の湾岸戦争では作家の中上健次、評論家の柄谷行人さんらと共に日本の「加担」に反対する声明に名を連ねた。 家族、生と死などのテーマを集大成した「火の山-山猿記」で98年の谷崎潤一郎賞、野間文芸賞を獲得。同作はNHK連続テレビ小説「純情きらり」の原案にもなった。2000年には「笑いオオカミ」で大佛次郎賞を受賞した。その後も、幼くして母を亡くした少年の物語をマジック・リアリズム的手法で描いた「ナラ・レポート」で05年芸術選奨文部大臣賞などを受賞。13年には東日本大震災と原発事故に触発され執筆した「ヤマネコ・ドーム」で、孤児らの半生を通じて日本の戦後や震災を描き、注目を集めた。作家の太田治子さんは異母妹に当たる。
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お別れの会:
2016年5月23日
パレスホテル東京
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参照:
ウィキペディア
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津島佑子さんが死去 作家「火の山」、太宰治の次女
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作家の津島佑子さん死去 68歳 太宰治の次女
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作家の津島佑子さん死去68歳 太宰治の次女
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作家・津島佑子さんのお別れ会 150人が悼む
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