[おくやみ]益子修 氏(三菱自動車工業株式会社 前会長)71歳 2020年8月27日逝去

[お偲び] 益子修 氏(三菱自動車工業株式会社 前会長)

益子修(ますこ・おさむ)氏
命日: 2020年8月27日
年齢: 71歳
肩書: 三菱自動車工業株式会社 前会長
備考:葬儀は近親者で施行。
1972年に三菱商事に入社。経営再建を託され、2004年に常務として三菱自動車に入り、05年に社長に就任。事業の選択と集中を進めながら、東南アジアでの販売拡大に貢献。経営危機に陥っていた同社の立て直しを推進した。09年には当時世界初となる量産タイプの電気自動車(EV)「アイミーブ」を発売するなど、環境対応車の推進にも尽力した。三菱グループの支援も得ながら進めた再建にめどを付け、14年に会長となった。しかし、16年に発生した燃費不正問題を機に社長に復帰した後、主要株主である日産自動車から出資を受け入れて再度の危機を乗り切った。18年に再び会長に就き、秋に当時のカルロス・ゴーン会長が逮捕されると、日産の西川広人前社長、ルノーのジャンドミニク・スナール会長らと対話を重ね、「3社連合」の調整役を担った。19年6月に、三菱自の最高経営責任者(CEO)を加藤隆雄氏に引き継いだ後は、記者会見などで前面に立つことは減っていた。三菱自は今年7月末に中期経営計画を発表した。子会社であるパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の工場閉鎖や、そこでつくってきたパジェロの生産終了などを盛り込んだ。
参照:
・ 益子修氏死去 三菱自動車前会長、経営立て直し奔走
・ 三菱自動車の益子修前会長が死去 不祥事後の再建に尽力
・ 三菱自の益子前会長死去、71歳 経営再建に陣頭指揮

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