[おくやみ]谷口稜曄 氏(日本原水爆被害者団体協議会 代表委員)88歳 2017年8月30日逝去

[お偲び] 谷口稜曄 氏(日本原水爆被害者団体協議会 代表委員)

谷口稜曄(たにぐち・すみてる)氏
命日: 2017年8月30日 3時45分
(長崎県長崎市の病院で)
年齢: 88歳
肩書: 日本原水爆被害者団体協議会 代表委員
葬儀: 2017年9月1日
会場: 平安社 長崎斎場本館
長崎県長崎市光町16−18
備考:16歳だった1945年8月9日、爆心地から約1.8キロの長崎市住吉町を郵便配達中に自転車で走っていた際に被爆した。背中などに大やけどを負い、長崎県の諫早市や大村市の病院で手当てを受けた。1年9カ月にわたってうつぶせのままで、約3年7カ月に及ぶ入院生活を余儀なくされた。その際、米国調査団に撮影された「焼けた背中」の写真が原爆被害を象徴する一枚として世界中で反響を呼んだ。戦後は、核兵器廃絶や被爆者援護を求める運動に参加。約60年間にわたって被爆者運動を牽引した。語り部として国内外で被爆体験を証言したほか、米ニューヨークで開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議の場でも核兵器廃絶を訴えた。2006年から長崎原爆被災者協議会(被災協)の会長に就き、10年から被団協の代表委員を務めていた。被爆70年となる15年8月9日に開かれた平和祈念式典では2度目となる「平和への誓い」を読み上げた。同年にはノーベル平和賞の候補にも挙げられていた。
参照:
・ 谷口稜曄さん死去 被爆者運動の中心的存在
・ 谷口稜曄さん死去 長崎被災協会長として核廃絶に尽力
・ 谷口稜曄さん死去=長崎で被爆、被団協代表委員

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