那須正幹(なす・まさもと)氏
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命日:
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2021年7月22日 14時5分 (山口県防府市の病院で)
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年齢:
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79歳 |
出身:
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広島県 |
肩書:
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児童文学作家 |
備考:葬儀は近親者で施行。
島根農科大(現島根大)卒。大学卒業後、東京での会社勤めを経て帰郷。家業の書道塾を手伝うかたわら、姉に誘われて児童文学の研究会に入り、創作活動を始めた。1972年「首なし地ぞうの宝」でデビュー。78年刊行の「それいけズッコケ三人組」が人気を集めた。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの小学6年の3人が無人島に漂流したり、殺人事件を解決したりと互いの短所を補いながら活躍する物語はシリーズ化され、2015年の「ズッコケ熟年三人組」で完結するまで全61巻を刊行。累計発行部数が2500万部を超えるベストセラーとなった。3歳の時、爆心地から約3キロ離れた広島市の自宅で被爆。平和の大切さを次世代に伝える作品の執筆にも力を入れた。中でも、原爆投下にいたるまでの歴史的背景や当時の人々の暮らしなどを綿密に取材し、子ども向けにまとめた大型絵本「絵で読む広島の原爆」(95年)は国内外で高く評価された。また、各地で講演して被爆体験と原爆の悲惨さを伝え、反戦・平和を訴えた。その他の作品に「ぼくらは海へ」「折り鶴の子どもたち」「ヒロシマ」3部作、「ばけばけ」などがある。05年に「ズッコケ三人組」シリーズで日本児童文学者協会賞特別賞を受賞。日本児童文学者協会の理事長も務めた。
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しのぶ会:
2022年7月14日
東京会館
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参照:
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那須正幹さんが死去 児童作家、「ズッコケ三人組」
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児童文学作家の那須正幹さんが死去 「ズッコケ三人組」
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那須正幹さん死去 「ズッコケ三人組」作者、79歳
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故那須正幹さんをしのぶ会(児童文学作家)
・
那須正幹さんしのぶ会、一般参列見送り 児童文学作家
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