[おくやみ]金子スミ子 氏(熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部)84歳 2016年4月9日逝去

[お偲び] 金子スミ子 氏(熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部)

金子スミ子(かねこ・すみこ)氏
命日: 2016年4月9日 7時22分
(熊本県水俣市の療養施設で)
年齢: 84歳
出身: 熊本県
肩書: 熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部
葬儀: 2016年4月11日
会場: 斎場パールホールいけだ
熊本県水俣市港町3丁目1−29
備考:若くして夫を水俣病で亡くした。長男も認定患者で、次男は生後まもなく死去。三男の雄二さんは胎児性水俣病で、研究の第一人者だった故原田正純医師と出会ったことが胎児性水俣病の存在を立証するきっかけとなった。2002年からは水俣病資料館の語り部を務め、家族ぐるみで水俣病に苦しんだ体験を語ってきた。小児性・胎児性患者のための支援施設やグループホームの設立にも力を尽くした。水銀排出削減のための条約制定に向けて11年に千葉市で開かれた国際会合に出席、水俣病の経験を語った。02年と13年5月の犠牲者慰霊式では患者・遺族代表として「祈りの言葉」を述べ、13年10月の「全国豊かな海づくり大会」では天皇、皇后両陛下と懇談した。
参照:
・ 金子スミ子さんが死去 熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部
・ 水俣病語り部、金子スミ子さん死去 支援施設設立に尽力
・ 金子スミ子さん死去=水俣病語り部

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